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# ドイツのコスプレイヤーたちと光る大剣を作ってみた

ドイツのコスプレイヤーたちと、コスプレ用の光る剣を共同制作。日本で電子回路とプログラム、ドイツで造形と組み込みを分担し、日本-ドイツ間でコミュニケーションをとりながら、現地のイベントへ持ち込むまでの過程と工夫をまとめました。

昨年からドイツのコスプレイヤーの[Thalany](https://x.com/Thala_ny)さんたちと一緒に、コスプレ用の光る剣を制作に取り組みました。\
日本で電子回路とプログラムを作り、ドイツで造形や組み込みを進め、2026年9月には現地のイベントでパフォーマンスに使われました。

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作品として一区切りがついたので、どのように知り合い、何を作り、離れた場所でどのように制作を進めたのかの体験記をまとめます。

### ノウハウ共有から"一緒に作ろう！"へ

2025年6月にThalanyさんから、以前私たちが制作した天子の電飾についてメールで問い合わせがありました。\
彼女はその作品を参考に光る剣やエプロンを制作しており、使用したレーザーカッターやアクリルの加工方法について知りたい、とのことでした。

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私が過去に関わった作品では、アクリルの重さに3Dプリントした柄が耐えられず剣を壊してしまったことや、衣装の配線が動いたときに断線しやすくなることもありました。\
そのため、使用したレーザーカッターや、アクリルを積層する構造、完成した作品の紹介だけでなく、そうした失敗や作りにくい部分も共有しました。

そういったやりとりを続けていく中で「一緒に何か作ってみないか？」という話になりました。

私はこれまで、コスプレイヤー、造形、衣装制作、メカニックなど、それぞれ得意分野の異なるメンバーと作品を制作してきたこともあり、その制作プロセスやセンスが海外の人との共同制作にも馴染むのか、また単に金銭的な関係でなく、協業的な同人の手法での制作が海外の方とも成り立つのか気になっていました。

今回Thalanyさんが電子工作や3Dプリンタに関する知見、そして実際に手を動かして作ったノウハウがあり、これは行けるのではないか？と思いました。\
加えて、海外の人に自分たちの作品や技術を知ってもらうきっかけも作りたいと考え、一緒に作ってみることにしました。

せっかくなので既存作品の作り方を伝えるだけでなく、彼女自身が作りたいものにこちらの技術を組み合わせ、新しいものを作ってみようということになりました。\
そこで作ることになったのは『[終末なにしてますか？忙しいですか？救ってもらっていいですか？](https://sukasuka-anime.com/)（SukaSuka）』のクトリの赤く光る剣「聖剣デスペラティオ」でした。(マニアックなチョイス！)\
これは彼女が以前から作ってみたかったものだそうです。

光る剣を作るだけでなく、振ったときに光や音が反応すれば、コスプレをしているときの動きも表現に組み込めます。\
そこで、加速度センサーで剣の動きを検出することや、LEDの光が動く演出などを提案しました。\
彼女も以前制作した剣で加速度センサーを使っていたことや、脈動するような発光が好きなことを教えてくれました。

こちらから一方的に技術を提案するのではなく、お互いに作ったものや好きな表現を持ち寄りながら、仕様を考え「振ると光り、音が鳴る、イベントで見てもらえる大剣を作る」という方向で制作を始めました。

### Discordで制作を進める体制を作る

作るものや表現の方向性が決まった後、コミュニケーションの場をDiscordへ移しました。

全体の相談をするチャンネルのほか、3Dモデリング、基板、LEDについて話すチャンネルを用意し、仕様や画像が一つの会話の中に埋もれないよう、話題を分けました。

私は英語での会話がほぼできないため、AIによる翻訳を使いながら、主にテキストでやり取りしました。通話で打ち合わせをすることを前提にせず、文章や画像を確認して返答できる形にしました。

<figure><img src="https://3213789288-files.gitbook.io/~/files/v0/b/gitbook-x-prod.appspot.com/o/spaces%2F-LeVOeTTNy_O98tziek7%2Fuploads%2FhwVw72JG868gQxe6iiU9%2Fimage.png?alt=media&amp;token=7fc9afdc-fbc3-4422-9dbd-0ce21f385caa" alt=""><figcaption><p>Discordで制作テーマごとにチャンネルを作った上でコミュニケーションを行った。</p></figcaption></figure>

まずはじめに再現したい場面や動きを整理し、それを構造や電子回路の仕様へ落とし込んで言語化するところから始めました。\
途中から3Dモデリングを担当する[TheRedBert](https://www.instagram.com/theredbert/)さん、さらに造形や組み込みやテストを進める[ArxZero2](https://x.com/ArxZero_2)さんもチームに参加し、制作全体での主な役割を次のようにまとめました。

| メンバー         | 主な担当                                        |
| ------------ | ------------------------------------------- |
| Thalanyさん    | 作りたい表現の提示、衣装制作、部品調達、LEDの組み込みや演出の検討          |
| TheRedBertさん | 剣の3Dモデル、分割・接続構造、電子部品を収める部分の設計               |
| ArxZero2さん   | 3Dプリント、加工・組み立て、電子部分や表面仕上げのテスト               |
| 五味           | 電子回路とプログラム、電源・LED構成の検討、造形とのすり合わせ、試作・発送・動作相談 |

大剣を送り合うのは金額的にも剣へのダメージを考えても現実的ではないので、アイデアを一緒に考え、それぞれの得意分野を分担し、最小限の機材を日本から送って主にドイツで制作する方向になりました。

### 大きな剣を持ってパフォーマンスできる構造を考える

剣の全長をおおよそ150cm程度と定めたのですが、その長さだと重量はもちろん、想定される発光面積も大きいため、各素材の重量や強度、光らせ方、電源をどこに収めるかが重要となります。\
当初は刃はレジンを使う案もありましたが、重くなりすぎるのではないかという懸念から、別の素材へ変更する案が出ました。私もその方向に賛成し、過去の制作で使った別の方法を共有しました。​

例えば、以前[冬一さん](https://x.com/wintercosone)たちと制作した鎌では、重量の問題から、赤く塗装したフォーム材とフルカラーLEDを組み合わせていて、このような複数の素材の組み合わせも検討しました。

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議論を重ね、見え方と重量のバランス、入手性を考慮し、最終的に刃には透明PLAを使うことになりました。

材料が決まったので、外見だけでなく、強度面や電源や基板をうまく収納する方法を考えてもらいながら、TheRedBertさんに3Dモデル制作を進めてもらいました。

### "ドイツで調達できる"部品の選定

基板の設計に先立ち、2025年8月から、ドイツで使用する電源や部品の選定を進めました。

電源は、私が普段使っているものをそのまま指定するのではなく、彼女が使い慣れている電池や、ドイツで入手できるものを確認しながら決めました。\
彼女は以前12V系の電池やLEDテープを使っていましたが、必要な輝度や日本への持ち運びや容量の面も含めて相談した結果、今回はモバイルバッテリーを使うことになりました。

モバイルバッテリー、LEDテープ、加速度センサーのモジュールはドイツ側で手配し、こちらで用意する部品は基板と一緒に送ることにしました。\
ドイツでもAliExpressが使えたのはラッキーでした。

<figure><img src="https://3213789288-files.gitbook.io/~/files/v0/b/gitbook-x-prod.appspot.com/o/spaces%2F-LeVOeTTNy_O98tziek7%2Fuploads%2FOZ0PUHdJALu7ny1zFol0%2Fimage.png?alt=media&amp;token=933c02c8-9c8a-4108-b65d-f0548483a6c9" alt=""><figcaption><p>ドイツでもAliExpressで買い物している模様。</p></figcaption></figure>

また大きな刃全体を強く光らせようとすると、電源が設計上の制約になります。\
そこで、赤と白の表現をLEDだけで作るのではなく、素材や塗装でも色を表現する案を出し、最終的には赤色のフィラメントでプリントする方向になりました。\
希望する見た目と、持ち歩ける電源で動く範囲をすり合わせながら進めていきました。

### ドイツと日本でデータと"感覚"を共有する

2025年9月には、TheRedBertさんから電子部品を取り付けるプレートのSTLデータを送ってもらい、日本側でも3Dプリントして確認しました。

<figure><img src="https://3213789288-files.gitbook.io/~/files/v0/b/gitbook-x-prod.appspot.com/o/spaces%2F-LeVOeTTNy_O98tziek7%2Fuploads%2Fx6RKMaMeH28H3mFrRe1w%2Fimage.png?alt=media&amp;token=a9153ecf-7a0b-4d83-a966-2597560b596b" alt=""><figcaption><p>ドイツでデータを作り、日本でもプリントして検証した。</p></figcaption></figure>

そのプレートに手元の部品を仮配置し、基板を置ける範囲や、USBコネクターなどの向きを相談しました。

単に基板が収まればよいわけではなく、実際にケーブルをつなげられるか、組み立てた後に扱えるか確認する必要があります。\
その点、造形を担当する人と電子回路を担当する人が別の国にいても、同じデータを手元で出力すれば、形状と寸法だけでなく実物のサイズ感をより分かりやすい形で共有することができます。

この手法は国内の共同制作でも使ってきたのですが、3Dデータを受け取り、手元で試し、結果を返すという流れの導入は、距離が大変離れている今回のケースにおいて大変有効に働きました。

### 電飾用基板とプログラムの準備

電子制御には、Seeed Studioの[Seeed Studio XIAO ESP32-S3](https://wiki.seeedstudio.com/xiao_esp32s3_getting_started/)を使いました。小型で造形へ収めやすいことと、無線機能やプログラム更新を扱えることを考えて選びました。

フルカラーLEDテープ4系統、加速度センサー、モード切り替え用のスイッチ、音声再生を扱う構成にしました。基板サイズは、取り付けプレートに収まるよう53.3×48.0mmにしました。\
フルカラーLEDテープを4系統用意したのは、刃の右・左に1系統ずつテープを配置し、それが表裏両面分備わっている必要があるためです。

現地での配線作業についても相談し、基板への接続時にはんだ付けをしなくて済むよう、ネジ式端子を使う方針にしました。

2025年9月下旬には基板が届いていたので、LED、加速度センサー、スイッチ、音声再生の動作を確認し、作品に合わせた調整を進めていきました。

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### 初顔合わせ、そして基板はドイツへ

2025年10月、東方ProjectのファンであるThalanyさんとArxZero2さんが秋季例大祭に参加し、初めて顔を合わせました。\
イベントを案内しながら制作について話し、持参した電飾用基板の動作も実演しました。

Discordでのテキストのコミュニケーションだけでうまく進んでいましたが、実際に顔を合わせてお互いの雰囲気や作っているもの、イベントの様子や人となりなどを知ることができたのはとてもありがたかったです。

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顔合わせでの実演を通じて得たフィードバックをもとに調整を行い、2mのLEDテープを4系統つないだ構成で、モバイルバッテリーから安定して動くことを確認してドイツへと送りました。

動作の仕様は最終的に、ボタンを押すか剣を振ると、音が鳴り、光が刃の根元から切っ先へ流れるように点灯する仕組みになり、撮影向けにアニメーションを止めるモードや、ファームウェアをスマートフォンから無線で更新するモード、LEDの明るさを抑えてバッテリーの持ちを伸ばす低消費電力モードも実装しました。

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国外配送はヤマト運輸の国際宅急便を使いました。基板を海外へ発送するのは初めてだったため、配送状況をこまめに確認しました。\
無事に届いたと連絡をもらい、ホッとしました。

<figure><img src="https://3213789288-files.gitbook.io/~/files/v0/b/gitbook-x-prod.appspot.com/o/spaces%2F-LeVOeTTNy_O98tziek7%2Fuploads%2FcqavIG878mux0qBGrZp8%2Fimage.png?alt=media&amp;token=c9cd2aff-aaed-4adb-a4cd-774e0de80d6a" alt=""><figcaption><p>TheRedBertさんによる剣の3Dデータ。剣のひび割れなどテクスチャだけでなく接続方法にも細かい工夫が行われている。</p></figcaption></figure>

こうして基板は2025年11月ドイツへ到着しました。\
同月には剣の3Dデータも完成し、電子部分と造形データがそろったことで、現地でプリントや組み立てを進める段階に入りました。

### 別々の国の技術が一振りの剣になった

ドイツ側でプリントとテストが進み、2026年1月には、電子部分が動作し、半透明の3Dプリントの中でも光がうまく拡散しているという報告をもらいました。

<figure><img src="https://3213789288-files.gitbook.io/~/files/v0/b/gitbook-x-prod.appspot.com/o/spaces%2F-LeVOeTTNy_O98tziek7%2Fuploads%2FB9AQvz59EJWg3Trq9ao6%2Fimage.png?alt=media&amp;token=41567b46-9579-4928-8dea-d4017b674147" alt=""><figcaption><p>Discord上での進捗報告。報告が来るたびに嬉しくなる。</p></figcaption></figure>

実物の制作が進む中で、課題として積層痕をどの向きにしてどのように処理するのが作品の質感に合うか？というものが出ました。\
そこでArxZero2さんに小さな試験片を使って研磨を試してもらい、光沢や透明感がどう変わるかを共有してもらいました。

実際の使用状態に近づけるため、表面だけでなく、後ろからLEDを当てた状態でも見え方を確認してもらったところ、内側から照らすと研磨の効果が分かりにくいことが報告され、まず今あるプリント部品で剣全体を組み、必要なら後から仕上げや部品を更新する方針にしました。

日本で作った回路とプログラムを渡して終わりではなく、ドイツ側で組み込んだ結果を共有してもらい、仕様や演出を一緒に見直しました。

<figure><img src="https://3213789288-files.gitbook.io/~/files/v0/b/gitbook-x-prod.appspot.com/o/spaces%2F-LeVOeTTNy_O98tziek7%2Fuploads%2FflujvS9kMhLHNcWjKLnA%2Fimage.png?alt=media&amp;token=5ed4f213-4b13-4255-9051-8555812fbe97" alt=""><figcaption><p>積層痕のテスト。非点灯状態の検証だけでなく、LEDの光を当てた時の見え方の検証も必要。</p></figcaption></figure>

それぞれの仕事や生活と並行して進めていたため制作期間はやや長期化しましたが、2026年8月には全パーツのプリントが完了し、聖剣デスペラティオが形になりました。

<figure><img src="https://3213789288-files.gitbook.io/~/files/v0/b/gitbook-x-prod.appspot.com/o/spaces%2F-LeVOeTTNy_O98tziek7%2Fuploads%2FDJ7Ao6m40mC0cp42I0PJ%2FIMG_13022-ezgif.com-video-to-gif-converter.gif?alt=media&amp;token=20fcdd41-2465-4df0-bb8e-503d35bbdc5e" alt=""><figcaption><p>聖剣デスペラティオが形になった！</p></figcaption></figure>

2026年8月には現地での組み込みに合わせて光の演出も相談の上調整し、LEDテープは取り付けやすさを優先した配置となり、柄から先端へ光が進むよう、プログラムを合わせて変更しました。

そして2026年9月のドイツの[Connichi](https://www.connichi.de/)というアニメ・マンガイベントのコスプレパフォーマンスで初お披露目されました。\
大きく重そうに見えますが、後にThalanyさんに聞いたところ、各人の工夫もあって思ったより重くないそうで、とても気に入ったとのことでした。

{% embed url="<https://x.com/Thala_ny/status/2100918400906346910>" %}

改良点・課題点は残っていますが、別々の国で作った電子回路と造形が一つの剣になり、イベントに持ち込んでパフォーマンスに使えるところまで進んで良かったと思っています。

### 日本とドイツで作ってみて分かったこと

#### 基本的な制作の進め方は変わらなかった

普段行っている共同制作のプロセスが、海外のメンバーにも適用できるかを今回試してみました。\
作りたい表現を共有し、それぞれが担当する部分を決め、必要な寸法や機能を具体化する。試作したものを見てもらい、組み込んだ結果に合わせて修正する。この流れは、今回も使うことができました。

ただし、今回の経験だけで、海外の誰とでも同じように進められると分かったわけではありません。\
今回のメンバーにはそれぞれ制作経験があり、自分で試し、その結果を共有してくれました。\
国の違いだけでなく、一緒に考え、作業を進められる相手だったことが、完成につながった大きな要因だと思います。

#### 翻訳に加えて、図とデータで伝える必要があった

AI翻訳は、英語でのやり取りを進める上で助けになりました。

一方で、文章を翻訳するだけでは、取り付け位置や配線、光の見え方までは伝わらないので、構造の図、部品を置いた写真、STLデータ、動作動画を組み合わせて相談しました。\
特に、同じ3Dデータを手元で出力して確認する方法は、言葉だけで寸法や形状を説明するよりも具体的に話を進めることができました。

逆に、積層痕の検証では、写真で表面を見るだけでは十分ではなく、実際にLEDを当てた状態で確認する必要がありました。

遠隔だからこそ、何をどう試した結果なのかをそろえることが特に重要でした。

#### 部品だけでなく"相手が機能を組み込める状態"を渡す

目に見えて動作する部分も重要ですが、基板が小さく収まること、コネクターへ手が届くこと、配線をつなぎやすいこと、現地で部品を入手できることといった、メンテナンス性や部品の入手性も同じように重要でした。\
回路をドイツへ送った後は、こちらの手元で実物を触って直すことは簡単にはできないためです。

そのため、プログラムの更新方法とソースコードを共有し、現地の組み込みに合わせて変更できるようにしておいてよかったと思います。

私の担当は主に電子回路とプログラムでしたが、実際に相手がそれを自分たちの作品へ組み込めるようにするところまでが私の役割であり、それがちゃんと出来て良かったです。

#### 海外で作品を知ってもらう方法はSNS上のコンテンツだけではない

もう一つの目的は、海外の人に作品や技術を知ってもらうきっかけを作ることでした。

今回私が完成させた作品を海外へ送ったわけでなく、相手の作りたい作品に自分の技術を組み合わせ、現地のメンバーが造形や衣装を制作することで、ドイツのイベントへ持ち込める作品になりました。

この一件により海外での認知がどの程度広がるかはわかりませんが、作品の画像を海外へ発信するだけでなく、一緒に作ることで、現地で作品を見てもらう機会につなげる方法もあると確認できました。

### メンバーからのコメント

メンバーから今回の制作に関して感想をいただきました。

#### [TheRedBert](https://www.instagram.com/theredbert/)さんより

今回大剣を作るにあたり、剣全体の重さについては、それほど強く意識していませんでした。\
3Dプリンターで製作することが決まっていましたし、刀身は基板やLEDを収めるために、内部の大部分が空洞になると分かっていたからです。\
どちらかといえばパーツの分割に関して強く意識して設計し、組み立てたときに継ぎ目がなるべく目立たないことと、剣全体に補強用のパイプを通せるようにしました。\
また、それぞれのパーツを出力する際に、さらに細かく分割しなくても済むように設計しました。

刀身には、一部のパーツを取り外したり、全体を分解したりできる仕組みも取り入れました。\
パーツを外した状態でも剣としての見た目を保てるように考えていたのですが、振り返ると、そこまでの仕組みは必要なかったと思います。\
その構造を取り入れたことで、参考にしたデザインとは少し違う形になってしまった部分もありましたが、個人的に一番気に入っているのは、こうしたパーツを組み合わせ・分解できるモジュール式の設計です。\
実際にどこまで狙いどおりに機能したかは、ほかの二人とも詳しく話して確かめたいと思っています。

形を作るうえで特に時間をかけたのは、柄まわりです。有機的な形状をしているので、Fusionで設計するのは刀身よりもずっと難しかったですね。\
一部では、面取りや切り取り、形状の結合といった操作を何度も重ね、目指す形を作っていきました。

制作中のやり取りにDiscordを使ったのも良かったです。\
話題ごとにチャンネルを分けられるので、プロジェクトに関する情報が整理されて分かりやすく、進捗なども共有しやすかったですね。

#### [ArxZero2](https://x.com/ArxZero_2)さんより

私が剣の構造や重さを考えるうえで特に意識したのは、3Dプリントした刀身のパーツ自体に、過度な負荷をかけないことでした。\
モデルにはもともと、各パーツの位置を合わせ、組み合わせた状態を保つための構造が設けられていたので、それに加えてホットボンドで補強しました。\
また、剣全体に塩ビパイプを通し、それを芯材として支える設計にしました。木の棒など、もっと強度のあるものが必要かどうかも検討しましたが、最終的には塩ビパイプで十分だと判断しました。\
ただし特に大きな負荷がかかる柄の周辺は、太い塩ビパイプの中に細いパイプを通して二重にし、それ以外の部分は一本のパイプで支える構造にしました。

私は見た目のデザインそのものにはあまり関わっていませんが、刀身をどう3Dプリントするかについては、かなり時間をかけて考えました。\
目指したのは、LED一つひとつの光の点や、内部の充填構造、積層の模様が目立たず、光が均一に透けて見える仕上がりです。\
半透明のフィラメントを使って小さな立方体のテストピースをいくつか出力し、設定を変えながら比較し、一番良い結果になったのが、「ライトニングインフィル」という内部の充填パターンです。\
内部の材料がとても少なく、光を遮るものが少ないことが、今回の用途に合っていました。\
その反面、パーツはかなり壊れやすくなったので、組み立てには注意が必要でした。実際、一部にひびが入ってしまった箇所もあります。それでも、最終的には光がとてもうまく拡散してくれました。\
特に少し離れたところから見たときの光の広がり方が良くて、完成した剣の中では、その仕上がりが一番気に入っています。

制作中のDiscordでのやり取りも、とても使いやすかったです。全員が同じ時間にオンラインにならなくても、それぞれのタイミングでやり取りを進められますし、話題ごとにチャンネルを分けることで、議論も整理しやすくなります。\
今回使ったのはDiscordの機能のほんの一部ですが、この規模のプロジェクトなら、いくつかのチャンネルがあるだけで十分でした。\
みんなちゃんとチャンネルを使い分けていたことも、やり取りのしやすさに繋がりました。

振り返ると、今回の制作がうまくいったのは、それぞれが自分の得意な分野で力を発揮できたからだと思います。もちろん、次回に向けて改善できる点もあります。\
終盤は当初考えていたほど時間を確保できませんでしたが、それでも、完成したものにはとても満足しています。\
自分たちが誇りに思える作品を完成させると同時に、「次はこうしよう」「ここはもっと良くできる」と分かることもある。私にとっては、それも趣味でものづくりをする大きな魅力です。

### 次の共同制作へ

2026年9月には、ThalanyさんとArxZero2さんたちが再び来日し、金沢で会うことができました。

制作の話だけでなく、一緒に観光をし、森や海、神社などの雰囲気を体感してもらいながら交流する時間をもてました。\
その中で、今回の剣の改善の話以上に「次回作もぜひ一緒にやろう！」ということになり、その作品についてじっくり議論を行うことができて嬉しかったです。

{% embed url="<https://x.com/GomiHgy/status/2100858672113217727>" %}

今回作ったものは一本の剣ですが、その過程で、次の作品も一緒に考えられる制作仲間ができました。

普段の共同制作の進め方を海外でも試してみる、という目的に対しては、少なくとも今回のメンバーとは、実物を作って現地へ持ち込むところまで進めることができました。\
距離があることで確認や発送に工夫は必要でしたが、やることの中心は、作りたいものを共有し、お互いに試した結果を返しながら形にすることだったと思います。

<figure><img src="https://3213789288-files.gitbook.io/~/files/v0/b/gitbook-x-prod.appspot.com/o/spaces%2F-LeVOeTTNy_O98tziek7%2Fuploads%2FZwODoU8WBGLZty38f9p2%2Fimage.png?alt=media&amp;token=f2c7de50-dd53-4dbf-93e3-9c163a219ba8" alt=""><figcaption><p>ドイツの東方Projectコミュニティ。ドイツにもこんなにたくさんの仲間がいる。</p></figcaption></figure>

また今回制作する中で、ドイツにもセンスの近い友人たちがたくさんいることを知ることができましたし、一緒に面白いものを作るという感覚で、お互いが技術や感性を持ち寄り、最後まで作品を作る感覚を共有することができました。\
それに対してArxZero2さんは「だからこそ、この趣味をやる価値がある」と言っていたのが印象的でした。

AIに手助けしてもらうことで、コミュニケーションのハードルがとても低くなったこともあり、今後も国を超えていろんな人とコラボレーションし、Cosplay×Maker×Techの可能性を模索していきます。

一緒に制作してくれたThalanyさん、ArxZero2さん、TheRedBertさん、ありがとうございました。\
次の作品も、それぞれの得意分野を持ち寄りながらより面白いものを作ります。お楽しみに。
